花粉症シーズンが落ち着き、さわやかな季節となりました。


これから梅雨まで、皮膚科で多くみられる疾患をつご紹介致します。

1つ目は、茶毒蛾による毒物性皮膚炎です。

 小豆大の掻痒の強い赤色丘疹が多発します。
庭や近所の公園に椿がある方はご用心下さい。椿の葉の裏に、びっしり毛虫がつきます。
庭仕事をする際、みつけたら、すぐに雨がっぱなどで防御して駆除することが大切です。
死骸でも、風で毒の毛が飛べば、洗濯物などに付着し、発症します。
 抗アレルギー剤内服やステロイド外用剤などで治療します。

2つ目は、異汗性湿疹です。

 まだ体が暑さに慣れない時期に、湿度が高く、蒸し暑い夜、じわっと寝汗をかくと
翌朝、手足に小水疱、赤色丘疹が多発し、水虫と間違えて来院されることが多い疾患です。
非常に痒みを伴い、掻きこわしてトビヒへと移行することもあります。
 ステロイド外用を中心に治療します。

3つ目は真菌です。

 特に足の水虫を放置してジュクジュクになると、二次感染を生じて足が腫れたり、
赤い線がひも状に膝や大腿まで上行し、蜂窩織炎やリンパ管炎となります。
 抗生物質を内服し、まず水虫を乾燥させる治療を優先します。
合併症が落ち着いた後、水虫の治療を本格的に行う必要があります。
体に茶色のまだらを生じるのはデンプウです。抗真菌剤をしっかり塗れば直ります。

 以上、季節の病気にお心当たりのある方は、 ご相談下さい。