帯状疱疹予防接種について
2023年4月より杉並区在住の50歳以上を対象に、
帯状疱疹の予防接種費用の一部助成が開始されます。
2023.4.12
- 杉並区)帯状疱疹予防接種の費用助成(2023年4月1日より開始)
-
1)対象者:
接種当日に杉並区に住民登録があり、満50歳以上の方
2)助成額など:
帯状疱疹ワクチンは2種類あり、接種回数・接種費用が異なります。
乾燥弱毒生水痘ワクチン
(販売名:ビケン)乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
(販売名:シングリックス)接種回数 1回 2回(2~6ヶ月の間隔を空けて2回目を接種) 杉並区の
助成額5,000円を会計窓口で助成
(※助成は1回まで)1回あたり10,000円を会計窓口で助成
(※助成は2回まで)実際の
窓口負担額1回:税込4,900円
【※助成対象外は税込9,900円】1回:税込15,300円(2回で税込30,600円)
【※助成対象外は、1回あたり税込25,300円】
3)備考:
- 予防接種は完全予約制です。お電話か受付窓口でご予約をお取りください。
- 受診の際は免許証・マイナンバーカード等の住所が確認できる書類を必ず持参ください。
帯状疱疹はどんな病気?
帯状疱疹は体・顔・頭などの左右どちらか一方に、神経に沿って帯状に水ぶくれを伴う発疹ができ、ピリピリ・チクチクする感じの強い痛みを伴う病気です。皮膚症状が消失すると痛みも消失しますが、治癒後も約2割の方に帯状疱疹後神経痛(PHN)と呼ばれる後遺症が残るとされ、生活の質を低下させる恐れがあります。
帯状疱疹は50歳以上になると発症率が急激に高くなり、80歳までに3人に1人が罹るとされています。予防には予防接種が有効で、日本では2種類のワクチンが認可されています。
杉並区では2023年度より帯状疱疹予防接種に対する費用助成が開始されますので、助成対象となる50歳以上の方はぜひ予防接種をご検討ください。
◆ワクチン比較乾燥弱毒生水痘ワクチン
(販売名:ビケン)乾燥組換え帯状疱疹ワクチン
(販売名:シングリックス)種別 生ワクチン 不活化ワクチン 接種回数 1回 2回(2~6ヶ月の間隔を空けて2回目を接種) 接種方法 皮下注射 筋肉内注射 接種後待機 なし 30分院内待機 特徴比較 ・発症予防効果は50%程度
・効果は5年程度有効
・接種費用が安価・発症予防効果は90%以上
・効果は少なくとも10年以上有効
・接種費用が高い副反応 ・アレルギー反応(アナフィラキシーなど)
・水痘のような発疹、発熱、髄膜炎など・アレルギー反応(アナフィラキシーなど)
・接種部位の痛み、倦怠感、頭痛、発熱など